初めてのストーマ交換。必要な道具と交換方法、注意点について。

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初めてストーマ装具の交換をしました。この袋は使い捨てなので数日に1度交換しないといけません。もし一生ストーマになった場合は、この作業が死ぬまで続きます。さて術後から怖くて見られなかった自分の小腸とのご対面です。

今日は初めてなので看護師さんが交換をしてくれます。なので私は見ているだけです。ドキドキです。

ストーマの交換方法

ストーマ装具の交換には以下のものが必要です。

  • ストーマ袋
  • 洗面器
  • ガーゼ
  • 石けん
  • ビニール袋
  • 定規
  • 油性ペン
  • はさみ
  • 洗濯ばさみ
  • ティッシュペーパー

出典元: ストーマケアの情報メニュー:情報サイト
その他に必要に応じて皮膚保護剤、剥離剤等を使います。結構いろいろありますね。準備が出来たら、いよいよ交換です。

⑴ 排泄物を処理します。

装具交換前にストーマ袋内の便を全て出します。これは装具交換中に便が飛び散るのを防ぐためです。袋の中に便がない方がスムーズに交換できます。

 

⑵ 装具を剥がします。

手をきれいに洗ったら、いよいよストーマ装具の面版を剥がします。面版とはストーマ装具が皮膚に付いている部分ですね。ここが面版です。

ストーマ面版

ここで重要なのは慎重に慎重にゆっくり剥がす事です。肌はとても敏感です。無理に剥がすと皮膚が荒れて炎症を起こしてしまいます。ストーマの位置は変えることができません。もし皮膚に炎症が起きてもストーマ装具は付けなくてはなりません。炎症が起きた皮膚は張り付きが悪く便の漏れの原因にもなります。炎症が治らず酷くなりすぎると最悪の場合、ストーマ装具を付けることが出来ずにストーマの位置を変える手術をしなければいけません。なのでなるべく皮膚にダメージを与えないようにゆっくりと剥がします。
私はリムーバーと呼ばれる剥離剤を使いました。これを使うと力を入れなくてもスーっと剥がれてくれます。肌が弱い人は必ず使った方が良いと思います。わたしはコレを使ってます。
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 ⑶ 剥がした面版を確認します

慎重に面版を剥がし終えたら、面版を確認します。ストーマから出てきた便はどうしても少し漏れます。
しかし面版には便の水分を吸収してくれる機能があります。なので多少の漏れならこの面版が吸収してくれます。その漏れ具合を剥がした面版の’’ふやけ’’を見て確認するのです。

出典元: ストーマケアの情報メニュー:情報サイト

そのふやけの程度が少ないようなら交換する期間を延ばしてもよいでしょう。しかしふやけが多い場合が漏れが多いので交換する期間を短くしないといけません。

 

⑷ ストーマ周囲を綺麗に洗います

次にストーマ周囲を綺麗に洗います。ここで重要なのは、肌を傷めないように慎重に洗う事です。ここでもゴシゴシ洗うと皮膚が痛んで炎症の原因になります。なのでそーっと洗ってください。
ただ便が残っていても炎症の原因になるので便はしっかり落とさないといけません。慣れるまで難しいですね。

初めて看護師さんに洗ってもらった感想は石けんやティッシュペーパーが人工肛門に触れても痛くなかったのが印象に強いです。すこし、くすぐったい感覚はありました。

肌は弱酸性ですので、洗剤も弱酸性のもの、できれば泡で出てくるタイプが優しく洗えると思います。私は赤ちゃん用のベビー石けんを使っています。

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⑸ ストーマ周囲の皮膚を乾燥させます。

きれいに洗い終わり、水で流し終わったら乾いたガーゼやティッシュペーパーで軽く拭き取ります。そして、しっかり乾燥させます。ここでも肌を傷めないようにゴシゴシ拭いてはいけません。

しっかり乾燥させようとドライヤーなんて使ってはいけませんよ。肌が傷んでしまいます。

⑹ 皮膚を観察します

皮膚を乾燥させている間に炎症がないか確認します。赤く炎症している場合は早めに対処しないと、どんどん酷くなってしまいます。炎症がある場合は薬を塗ります。またストーマ装具の接着剤にも種類によって合う合わないがあります。炎症が続く場合は違う種類の装具に変更します。

 

⑺ ストーマのサイズを測り型紙を作成します。

いよいよストーマ装具を貼り付ける作業の始まりです。その前に自分のストーマのサイズを測らないといけません。ストーマ装具の面版の穴の大きさは自分のストーマのサイズに合うように自分で作らないといけません。

術後、間もないうちはストーマが少し腫れていますので大きめになっています。2~3週間ぐらいすると腫れも落ち着き大きさも固定します。

大きさが固定した後は、同じサイズの穴を作れば良いんですが、私はまだ術後間もないので交換の度に毎回計ります。型紙にはストーマ装具の面版のシールを剥がした紙を使います。コレをストーマにあてて大きさを確認します。だいたいストーマから2~3ミリ程度隙間ができるようにします。

 

 

出典元: ストーマケアの情報メニュー:情報サイト

⑻ 面版に穴を開けます

出来上がった型紙を新しいストーマ装具の面版と重ねて、面版の穴を作ります。ハサミを使って切るのですが普通のハサミだと先が尖っていて面版の中の袋を切ってしますことがあります。なので先の曲がった専用のハサミを使います。このハサミは最初にストーマ装具を購入するときに’’おまけ’’として付いてくる事が良くあります。ありがたいですね。

⑼ 装具を貼り付けます

ようやく来ました。装具を貼り付けます。ここでも慎重さを求められます。面版の穴の中心がストーマの中心にくるようにします。
中心がずれて面版がストーマに触れていたりすると貼り付けが甘くなってしまったり、ストーマを傷つけてしまう場合があります。

ただストーマをしっかり見ようと背中を丸めるのも厳禁です。背中が丸まった状態だとお腹にシワができて上手く張り付いてくれません。背筋はピンとしてお腹にシワがあるようなら手で伸ばしながら貼り付けます。これは慣れないとうまくできません。がんばりましょう。

そして10分ほど手でギュッと押さえつけて面版と皮膚がしっかり付けます。これは面版は皮膚と同じ温度になると粘着性がますので手で温めながら貼る必要があるのです。

初めての交換が終わった感想

初めての装具交換が終わりました。まだ私は何もしていません。全て看護師さんがやってくれました。初めてまじまじと自分の小腸を見ました。梅干しを大きくしたのがお腹に付いていました。そして時折、ヒクヒクと動いています。特に怖いとは思いませんでした。

次からは私が交換していかないといけません。上手くできるのかな。慣れるまでは大変そうです。

最後に

以上がストーマ装具の取り付けの一連の作業です。これを30分程度で行います。この作業をしている間にも便は自然と出てきてしまいます。私の場合は朝目覚めてしばらくの内は便があまり出ない時間帯があったのでそこで交換していました。

※この記事は2016/04/21に当時の私のブログを参考に書いています。この作業に慣れるまでは大変でしたが慣れればスムーズに交換できるようになります。これから装着するという方、最初から上手くはできません。私も何度も上手く貼り付けられずに、すぐに漏れて貼りなおした事もあります。焦らずゆっくり覚えていってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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初めてのストーマ交換。必要な道具と交換方法、注意点について。” に対して 2 件のコメントがあります

  1. ゆう より:

    こんにちは。初めまして。
    つい先日、母(73)がオストメイトになりました。
    ストーマやオストメイトについて色々学びたいと思っています。
    私は実家とは少し離れて住んでおり、退院後は同居している私の姉が協力してゆくのですが、ストーマ交換を私も出来るように覚えておく為に明後日病院へ行き、看護師さんに教えてもらうつもりなのですが、現在姉と二人で気にかけているのが剥離剤の量についてです。
    剥離剤の量なんて些細な事かもしれませんが、先週ストーマ交換を初めて教えてもらう日で、看護師から姉への指導がありました。
    私も同席していました。
    看護師さんは剥離剤を沢山使っておられ、肌を傷めないように引っ張らない為にとの事で、全体を濡らすように液を沢山垂らして良いとおっしゃいました。
    後日、姉が業者との面談では多過ぎ。5滴で良い。と言われたそうで、姉は看護師の量は間違っていると立腹していました。
    ずっと使う物ですので無駄に消費するのは金銭的に心配なのも理解できるのですが、常に貼り付けていて肌への負担もあろう事から、私は逆に5滴は少な過ぎやしないか?と心配です。
    金銭面の気掛かりはあれど、肌が炎症してはかわいそうなので、慣れるまでは多目に使いながら、量についての必要・不必要は感覚として分かっていくだろうから、そうしながら加減してゆけばと思うのですが、姉は頭が固くて思い込みが激しく、一度不信感を抱くと柔軟性が欠乏しがちで・・・
    そこで、実際にストーマを使っておられた方に聞いてみたくコメントさせて頂きました。
    量なんて人それぞれだとは思いますが、参考に教えて頂けますでしょうか?
     内容を簡潔にまとめるのが苦手で、大変長文で申し訳ございません。

  2. わらべこ祭り より:

    こんばんは。管理人のわらべこです。
    ゆうさん、コメントありがとうございます。返事が遅れてしまって申し訳ありません。

    質問の件ですが、剥離剤を使う理由として最も大事なのは「肌を傷めないこと」・・・これが全てです。
    装具を貼り付ける場所が傷つき炎症を起こしてしまうと、治すのが大変です。炎症していても装具は付け続けなければいけないですから治りが遅いんです。

    その肌を守るのが剥離剤の役目です。
    使う量に関しては個人差があるとは思いますが、慣れないうちは多めに使った方が安心だと思いますよ。私も最初は不安で、かなりの量を使っていたと思います。慣れてくると自分の中で適量がわかってくると思いますので、しばらくは多めに使って問題ないと思います。

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