動物達の真の姿が解明される。バイオロギングで判明した彼らの真実
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こんにちは、わらべこ祭りです。 本日も見ていただきありがとうございます。 さて、今回ご紹介するのは・・・
今まで解明されなかった水中の動物達の本当の素顔が明らかになってきた。
今まで水中の動物達の姿は、人間が追いかけていけるごく一部だけしか観察できませんでした。しかしそれでは彼らの本当の姿はわかりません。
そこで生まれたのが「バイオロギング」という方法です。この方法であれば人間達が観察できなかった彼らの深い深い部分まで知ることが出来るのです。
バイオロギングとは?
バイオロギングとは、従来のように人間が動物を追いかけて記録する方法ではなく、動物に「データロガー」と呼ばれる装置をつけて記録を取る方法です。こんな感じですね。
出典元: 北海道大学 生態系変動解析分野
このように動物に記録装置を取り付け、あとは自由に生活してもらい後日、回収するという方法です。名前の由来は「生物」を意味するバイオ、「記録する」を意味する「ロギング」を合わせた和製英語です。
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どんな事がわかってきたのか?
では、このバイオロギングという方法でどのような事がわかってきたのでしょうか。例えば、魚の中でも高速魚と言われているマグロですが、時速80キロで泳ぐとも昔から言われてきました。しかし、データロガーを取り付けて計測したところ、平均で7キロ、瞬間でも30キロが限界とのデータが取れました。
マグロの時速80キロという説は昔の研究者達が誤った計測方法をしていたからなんです。ですが当時は正しい計測方法がなかったため仕方がなかったんです。
次にペンギン達の生態もわかってきました。氷の上ではヨチヨチ歩きのペンギン達。今まで氷の上での生活はわかりましたが、氷の下ではいったい何をしているのか?それも調べる方法がありませんでした。
しかしこのバイオロギングという方法であれば可能です。実際に装置を取り付けたところ氷の下ではものすごい俊敏に動き小さなエビを器用に一匹ずつ捕まえて食べていたそうです。
問題点もあります。
このバイオロギングですが、問題もあります。それは装置を取り付けて、その後に回収しないといけないということです。
いくら良いデータが取れても回収できなければ意味がありません。なので子育て中の動物のような必ず元の場所に戻ってくる対象でしか観察することができませんでした。
しかし、最近はデータロガーを自動的に切り離して海の上に浮かべる事によって回収するシステムの研究が進んでいるようです。
最後に
今まで解明することができなかった海の中の動物達。このバイオロギングの研究が進み本当の彼らの姿を見られる日が楽しみですね。
4月24日放送予定の「所さんの目がテン!」でバイオロギングの特集があります。興味のある方はそちらもご覧になってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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